8. コンテンツの最小要件・質の低いコンテンツ対策|アドセンスに受かるサイト整備のやり方

目次

はじめに

Googleアドセンス審査で「コンテンツの最小要件」や「質の低いコンテンツ」と言われて不合格になる場合、原因は幅広く考えられます。

たとえば、記事数が少ない、内容が不足している、といった理由です。

その中には、サイト全体の整備不足も含まれます。

Googleの基準では、問い合わせ先やプライバシーポリシー、運営者情報の設置も、信頼性を判断する重要な要素です。

しかし「何をどこまで設置すれば十分なのか」が分からず、悩む方も多いでしょう。

私も最初は、問い合わせ先やプライバシーポリシーなどのサイト整備を「設置するだけ」と考え、結果的におざなりになっていました。

しかし、正しく整えなければ、読者の信頼を得られないだけでなく、アドセンス審査にも影響します。

この記事では、サイト整備の必要なポイントを整理し、何をどう設置すればよいかを具体的に解説します。

なぜ、サイト整備が原因なのか?

サイト全体の整備不足は、「コンテンツの最小要件」および「質の低いコンテンツ」評価の重要な判定基準です。

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項目原文(抜粋)和訳(抜粋)
コンテンツの最小要件“The amount of content and information about the website is a key factor in Page Quality rating. Having adequate website information such as contact details, about page, and privacy policy is required for the page to meet the minimum content requirements.”「ページ品質評価では、コンテンツ量とサイト情報が重要です。連絡先情報、運営者情報(プロフィール)、プライバシーポリシーといった適切なサイト情報が、コンテンツの最小要件を満たすために必要です。」
“Without these essential components, even pages with original content may be rated as lowest quality or fail to meet minimum content standards.”「これら必須要素が欠けていると、独自コンテンツがあっても最低品質と評価されたり、最小基準を満たさない場合があります。」
質の低いコンテンツ“Low quality content may contain inaccurate information, lack purpose, or fail to provide sufficient website information like an about page, contact information, or privacy policy.”「質の低いコンテンツは、不正確な情報を含む場合や目的が不明瞭、または運営者情報(プロフィール)、連絡先、プライバシーポリシーなどの重要なサイト情報が不足している場合を指します。」
“Pages or sites that are missing important website information are often perceived as less trustworthy and can be rated low regardless of the content quality.”「重要なサイト情報を欠いたページやサイトは、コンテンツ質に関わらず信頼度が低いと見なされ、低品質評価になることがあります。」

【出典】「検索品質評価ガイドライン」(General Guidelines)

サイト整備が必要な理由

Googleの検索品質評価ガイドライン(SQRG)では、サイト整備は単なる形式的な付け足しではなく、品質判定の前提条件として明記されています。

具体的には以下の4点が根拠です。

  1. コンテンツの最小要件を満たすために必要 サイト情報(問い合わせ先・プロフィール・プライバシーポリシーなど)がなければ、そもそも「最低限のコンテンツを備えたページ」と見なされません。
  2. 必須要素が欠けると低評価や最低品質扱いになる 独自の内容があっても、設置が不十分だと「基準未達」と判定されます。
  3. 信頼性の欠如につながる サイト情報が不足すると、内容の良し悪しに関係なく「信用できないサイト」と見なされ、評価が下がります。
  4. 責任の所在を明確にする必要がある 誰が運営しているのか、誰が書いたのかが分からなければ信頼されません。匿名やペンネームでも構いませんが、責任主体を示すことが必須です。
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項目原文(抜粋)和訳(抜粋)
コンテンツの最小要件“The amount of content and information about the website is a key factor in Page Quality rating. Having adequate website information such as contact details, about page, and privacy policy is required for the page to meet the minimum content requirements.”「ページ品質評価では、コンテンツ量とサイト情報が重要です。連絡先情報、運営者情報(プロフィール)、プライバシーポリシーといった適切なサイト情報が、コンテンツの最小要件を満たすために必要とされます。」
低品質評価の理由“Without these essential components, even pages with original content may be rated as lowest quality or fail to meet minimum content standards.”「これら必須要素が欠けていると、独自コンテンツがあっても最低品質と評価されたり最小基準を満たさないとされる場合があります。」
信頼性欠如“Pages or sites that are missing important website information are often perceived as less trustworthy and can be rated low regardless of the content quality.”「重要なサイト情報を欠いたページやサイトはコンテンツ質に関わらず信頼度が低いとされ、低品質評価になることがあります。」
責任の所在“It should be clear who is responsible for the website and who created the content on the page, even if through an alias or username.”「たとえ別名(ペンネーム)やユーザー名であっても、誰がサイトに責任を持ち、ページのコンテンツを誰が作成したかが明確であるべきです。」

【出典】「検索品質評価ガイドライン」(General Guidelines)

何をどう設置すればいいか

適切な配置例

Googleアドセンス審査に影響する要素は以下の通りです。ただ設置するだけでなく、正しい場所・見やすさ・使いやすさが重要です。

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項目内容設置場所ポイント
問い合わせ先連絡用フォーム(Googleフォーム、Contact Form 7等)またはメールアドレスフッター、サイトマップページ見やすく簡潔に、すぐ連絡できること
プライバシーポリシーAdSense規約に沿った文言(Cookie利用、第三者配信広告、個人情報保護など)フッター、サイトマップページ読みやすく正確に、必須項目を網羅
サイトマップHTML:読者向け、XML:検索エンジン向けフッター、専用ページ両方あると安心、迷子にならない構造
ナビゲーション記事への導線(カテゴリ、関連記事、補助リンク)ヘッダー、サイドバー、フッタークリック3回以内で目的の記事に到達できる導線
広告配置記事本文周辺に表示する場合、読者の邪魔にならない範囲記事本文周辺審査中は非表示が無難、表示する場合も記事の50%未満
表示速度画像圧縮、キャッシュプラグイン、モバイル最適化サイト全体軽くて速いサイトを意識、遅延は評価に悪影響
セキュリティSSL化、不要プラグイン削除、リンク切れチェックサイト全体安全に使えることを示し、信頼性向上に直結
設置の基本方針
  • 各項目は設置するだけでなく、正しい内容・正しい場所に置くことが重要
  • 過剰な装飾や冗長な情報は不要、シンプルに正確に整備する
  • サイト全体の信頼性・使いやすさを補強することで、アドセンス審査で落ちるリスクを減らせる

イメージ:家具の配置と同じ

家具はレイアウト次第で使い勝手が変わります。

同様に、問い合わせ先やプライバシーポリシー、ナビゲーション、サイトマップも置くだけでは信頼性は上がらず、正しい配置が重要です。

まとめ

  • Googleアドセンス審査では、記事だけでなくサイト全体の整備状況も評価される
  • 問い合わせ先・プライバシーポリシー・サイトマップ・ナビゲーションは、ただ置くだけでなく正しい場所・見やすさ・使いやすさが重要
  • 広告配置、表示速度、セキュリティも審査に影響
  • 各項目を適切に整備することで、ユーザーの利便性と信頼性が向上し、審査リスクを減らせる
  • 「家具の配置」と同じく、適切に設置することが肝心

サイト整備は、しようとすると「設置すればいいんでしょ?」となりがちです。

しかし、読む側になると、無意識のうちに整っているかどうかをチェックしています。

あなた自身も、無意識に「見る/見ない」の判断をしているはずです。

つまり、作る側が読む側のことを意識して作り込む意味は、ちゃんとあるということです。

こうして読む側の立場を意識して作り込むことで、信頼性が高まり、結果としてGoogleアドセンス審査にも良い影響を与えます。

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この記事を書いた人

時間や場所に縛られない生活に憧れ、ブログ開設。
ネット情報を頼りにアドセンス審査を受けるが、失敗。
今のネット情報だけでは合格できないことを知り、誰でも再現できる普遍的な方法論を発信しています。

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