この記事でわかること
- 筆者が5年間Apple Watchを使って感じたメリット・課題
- watchOS 26の新機能と日常への具体的な影響
- Series 10と新OSの組み合わせで実現する操作性・時間効率の向上
読了時間の目安
10分
はじめに|【WatchOS26】注目の新機能で何が変わる?
2025年9月に正式リリース予定のwatchOS 26。
【watchOS 26の主な新機能・アップデート】
機能名 | 概要 |
Liquid Glassデザイン | 半透明効果で通知や操作画面が直感的に見やすく。 |
Workout Buddy | AIが音声でリアルタイムにワークアウトを応援。 |
スマートスタックの進化 | 日常リズムや現在地に応じて必要情報を自動表示。 |
新しいウィジェット&ギャラリー | 自由度の高いウィジェットと新ウォッチフェイス追加。 |
ライブ翻訳 | 受信テキストを即時翻訳(対応モデル限定)。 |
自動音量調整 | 環境音に合わせて通知・通話音量を最適化。 |
手首ワンアクションジェスチャー | 手首をひねる動作で通知消去やアラーム停止。 |
Notesアプリ搭載 | Apple Watch単体でメモ作成・編集が可能。 |
ワークアウト用自動音楽選曲 | 種目や好みに合わせて音楽・ポッドキャスト提案。 |
これらが日々の生活にどんな変化をもたらすのか、楽しみにしているApple Watchユーザーも多いと思います。
かく言う筆者もその一人。初めてApple Watch(Series 6)を購入したのは約5年前。健康管理や通知チェックのしやすさから、気づけば毎日手放さず使い続けていました。現在は買い替えたSeries 10を使用して1年。通算5年の使用歴になります。
この記事では、「5年間Apple Watchと付き合ってきた実体験」をベースに、watchOS 26で日常にどんな変化がありそうか、自分なりの視点で考察していきます。Apple Watchユーザーの方も、これからアップデートを検討している方も、参考になれば幸いです。
出典
- Apple公式プレビュー(米国)「watchOS 26 delivers more personalized ways to stay active, healthy, and connected」https://www.apple.com/newsroom/2025/06/watchos-26-delivers-more-personalized-ways-to-stay-active-and-connected/ [3]
- Apple公式プレビュー(日本語)「watchOS 26、アクティブに過ごし、つながり続けるためのよりパーソナライズされた方法を提供」https://www.apple.com/jp/newsroom/2025/06/watchos-26-delivers-more-personalized-ways-to-stay-active-and-connected/ [4]
- Apple製品OS総合ページ(watchOS 26)https://www.apple.com/os/watchos/ [5]
- MacworldのwatchOS 26解説(新機能やリリース日情報)https://www.macworld.com/article/2808081/watchos-26-release-date-latest-version-features-compatibility.html [2]
- EngadgetのWWDC2025総合報告(watchOS 26のビジュアル刷新、新機能など)https://www.engadget.com/wearables/watchos-26-everything-apple-announced-for-its-wearable-at-wwdc-2025-174915653.html [1]
- Apple Developer WWDC2025 動画(watchOS 26新機能詳細)https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2025/334/ [6]
筆者のApple Watch使用歴
まず、Watch OS26を語る前に、どんなApple Watchを使ってる人が書いているのかをお話しさせてください。
筆者が初めて手にしたのは Apple Watch Series 6。
当時使っていた某ブランドの腕時計と価格がほとんど変わらなかったことが購入の決め手でした。

「どうせ買うなら、通知や健康管理までできるほうがいい」そんな考えで使い始め、4年が経ちました。
実際に便利だと感じた点
- 通知を手元で確認できる → スマホを見る回数が確実に減る
- 運動・睡眠などのヘルスチェック → 無理なく健康意識が高まる
- Series 6の普段使いにおける操作性 → 必要なことは手元で完結
ぶっちゃけ、不満はこれまでひとつだけでした。
唯一の弱点:バッテリー持ち
- 「1日1回の充電」は分かった上で使っていたが…
- 2年目頃から 1日分すらもたなくなり ストレスに
- バッテリー膨張も発生し、買い替えを決断
そしてSeries 10へ…
Series 10では、以下が劇的に改善:
- バッテリーが“気にならなくなるレベル”に進化
- 軽さの違いにも驚き → 装着感が「無」のレベル
- 買い替えたことで、使い勝手全体が一段グレードアップ
そんな唯一の不満だったバッテリーも、Series 10への買い替えで一気に解消。 そんなseries10を1年利用した筆者。
ここからは、その使い方から何がどう便利かと、そして新たに気になった部分を紹介します。
Apple Watch Series 10を1年使って感じたこと
前章では筆者のApple Watch使用歴をご紹介しました。
この章では、Series 10をどんなふうに使い、どこに満足・課題を感じているかをまとめます。
watchOS 26との比較の“土台”として、いまの使用感をお伝えします。
利用スタイル:筆者はこう使っている
Apple Watch Series 10は、入浴時以外はほぼ常時装着。
**「生活インフラとして溶け込んでる感覚」**さえある日常ルーチンです。
- 朝風呂派 → 入浴中が唯一の“外すタイミング” → その間に充電。
- 通知はApple Watchで確認/返信は必要に応じてiPhoneから。
- タイマーは作業や休憩などの時間管理に。よく使うタイマーはピン留めして最短アクセス。時間を気にせず時間管理。
- 支払いもApple Watchで。
- 歩数・カロリー・エクササイズ時間をなんとなく見て罪悪感を得る – 実際の運動はあまりできてないが、“意識付け”にはなってる。
- 限定バッジ出現日が休日なら、たまにチャレンジ。
- 音楽・オーディオブックの操作:基本はiPhoneだけど、手元にないときだけWatchで。
- アラーム → 手元の振動で確実に目覚められ、二度寝のしすぎ防止に役立っている。



⏰ アラームは音が鳴らないので、周囲に迷惑をかけることがないのでおすすめ
使い心地:一日中使えて着け心地は”無”
驚いたのはバッテリー持ち
- Series 6と比べて はっきり分かる電池もちの良さ
- 朝〜夜までしっかりもつので、不安なく使い続けられる
- 入浴中に30分充電するだけで翌日も十分使える
装着感は「無」に近い
- 本体が薄く・軽いため、本当に着けてるのを忘れる時もある
- 軽いから睡眠時も違和感ゼロ、快眠なのにトラッキングもできてる
電池もちの良さはなぜ?
スペック上は「最大18時間」でSeries 6と同じ。
でも実際の電池持ちはSeries6は1日、Series10はもっと使える。その理由は…
要因 | 概要 |
---|---|
S10チップ | 高効率・低消費な設計で無駄な電力を抑制。処理スピードも向上 |
OSの電力最適化 | 通知・画面表示・バックグラウンド動作など細かい省エネ制御が進化 |
高速充電対応 | 約30分で80%充電 → 入浴中など“ついで充電”が完全成立 |
Bluetooth 5.3 / Wi-Fi 6対応 | 通信の省電力化が進み、接続の安定性もアップ |
熱設計&薄型軽量ボディ | 発熱少なくバッテリーの劣化要因を低減 |
Series 6と10の簡易比較表(実使用感)
項目 | Series 6 | Series 10 | コメント |
---|---|---|---|
バッテリー持ち | 実働:約1日 ギリギリ | 実働:1日+余裕もあり | 同じ「18時間」でも感覚は別物 |
充電速度 | 約90分でフル | 約30分で80% | 風呂上がりには充電終わってる |
チップ性能 | S6 チップ | S10(A17 Proベース) | 高速・省電力で動作もスムーズ |
画面の明るさ | 1000ニト(常時点灯あり) | 2000ニト | 屋外でも見やすさが大きく向上 |
通信規格 | Bluetooth 5.0/802.11b/g/n(2.4GHzおよび5GHz) | Bluetooth 5.3 / Wi-Fi 6 | 接続の安定性&電力効率もアップ |
満足している点
- 通知・タイマー・キャッシュレス決済・アラームなど生活に溶け込んでる
- 電池の不安ゼロ&ストレスフリーな充電スケジュール
気になる点
- キャッシュレス決済の反応が一拍遅れることがある
- 文字入力できるようになったのはありがたいけど、進んで使いたくはない



問題なく使えて便利なんだけど、せっかく便利な機能が付いているのならこの辺りも改善されるといいかな…💦
私にとってのSeries10
いいところ
- とにかく電池もちがいい
- 付けていて気にならない軽さ
- アラーム、通知、支払いまでApple Watchだけでスムーズに行える
気になるところ
- キャッシュレス決済のレスポンス
- 文字入力はしづらい



6でも既に使い勝手が気に入っていたので、他のスマートウォッチと迷わず10に買い替え。
電池持ちだけでもよかったのに、外観も中身も完成度上がってる。
4世代スキップってこんなに感動するのね。
ここまでSeries 10の良さや使い勝手のメリット・デメリットをお伝えしました。
ここからは本題のwatchOS 26の新機能や注目ポイント、どう生活が変わるかを筆者目線でをお伝えします。
watchOS26で期待すること・推測される新機能
Watch OS26 主な新機能一覧
機能名 | 概要・変更点 | 期待される効果 |
---|---|---|
Liquid Glass UI | 画面全体にガラスのような立体感と滑らかさを加え、背景や通知に光の反射をシームレスに表現 | 操作時の視覚的な心地よさの向上。視認性の改善により操作ミス減少。毎日の使用体験が上質に |
Workout Buddy | AIによるリアルタイムの個別フィットネス提案と励まし。心拍や活動状況を分析し、モチベ維持サポート | 習慣化の後押し。具体的な提案で運動が始めやすく継続しやすい。挫折率低減。 |
複数タイマーのクイックビュー・操作性向上 | 複数設定したタイマーを一覧表示&即時切り替え可能。ラベル登録で内容認識も向上 | 多重タスクや細かく区切った作業も効率的に管理。仕事や家事の時間配分改善に直結 |
Wrist Flick(手首フリック操作) | 新しい片手操作ジェスチャー。通知消去、通話終了、アラーム消音を手首の動きで実行 | 片手で操作完結。両手がふさがっていても迅速に制御可能。誤動作減で実用性向上。 |
メモアプリの搭載 | Watch上でNotesの閲覧・簡単な編集が可能。家族や他端末と同期できる | 外出先や買い物中にリスト等を確認でき、忘れ物防止。家族共有で協力もスムーズ。 |
音楽自動プレイリスト提案 | 運動種目や時間に応じて最適な曲を自動選択して再生を開始 | 選曲ストレスが減りモチベUP。自然に運動を始めやすくなる。 |
筆者はこう使いたい
Workout Buddy:システムボイスを、マッチョなお兄さんとか、かわいいお姉さんとか声も選べたら最高。やる気スイッチ押されそう。
タイマー強化:集中したい作業は何もかもタイマーで時間管理するようになりそう。もうこんな時間!を、まだこんな時間か、と大人の余裕を手に入れたい。
手首ジェスチャー:AssistiveTouchのグーパーよりよっぽど使えそう。片手で通知画面閉じたりアラーム止めたり出来て誤作動無ければ神機能候補筆頭。
メモアプリ:スーパーで買い物しながらリストにチェックで買い忘れ防止、そのままキャッシュレス決済でスマホ出さずに退店出来たらありがたい。家族でメモ共有できたらさらに便利。
音楽連携:私は運動するならIt’s My Lifeだから他聴かないかも知れないけど、自動で流れてくれたら、モチベ不要で体も自動的に運動始めてそう。
watchOS 26は、使い方考えなくても分かりやすく使いやすい機能が多い印象。
未来的な進化じゃなく、自然に生活の質が上がるような機能追加って感じ。 次どうなればもっと便利ってのも想像しやすいから、更なるアップデートも楽しめそう。 以前の水深計や潮位計のような機能も大事ですが、今回のように人と場所を選ばず使える機能の実装はありがたいです。
ここまでは、私なりに新機能で期待する使い方をご紹介しました。
ここからは、Watch OS 26がある生活を予想していきます。
生活がどう変わる?――筆者の未来予想
watchOS 26の新機能は、一見すると派手な“新しいこと”ではありません。
しかし、日常で無意識にこなしている動きの中で発生していた小さな手間や間を取り除き、行動に移るまでの導線を劇的に短縮する点で大きな価値があります。これは、長年使っているユーザーにも初めてのユーザーにも同じようにメリットのある進化です。
「これまで」と「これから」を比較
項目 | これまで(現状の状態・課題) | これから(watchOS 26での改善・強化点) |
---|---|---|
提案機能の強化 | 運動や歩数達成は、自分で意識して動かないと始まらない。ルーティン開始にはアプリ起動など約10秒の操作が必要。 | AIが文脈やタイミングを判断し、「あと○歩で達成」などを音声提案。いつものルーティンも自動で提示され、意識しなくても行動に移れる。 |
通知チェックの片手操作・リマインド | 通知処理や通話終了には細かい操作が必要で、片手がふさがると不便。後でやることは忘れやすい。 | 手首ひねり(Wrist Flick)で片手で通知消去や通話終了。メモやリマインドと連動し、やることを忘れにくくなる。 |
タイマーアクセスの短縮・管理改善 | 複数タイマーは使えるが、切替や確認に数ステップかかるため瞬時アクセスが難しい。 | 一覧から即切替・確認。ラベル管理で用途もひと目でわかり、時間管理が効率化。 |
私の平日ルーティンに当てはめると…
- 朝6時のアラームは変わらずApple Watchが静かに振動して起こしてくれる。もしスマートアラームが来れば起床の負担はさらに減るはず。
- 車通勤時のオーディオブック再生は、手動操作なしで提案され自動でスタート。運転中はWrist Flickで通知を消して、物語や学習に集中できる。
- 仕事中の通知チェックはWatchだけで済ませ、緊急時だけ席を立つ。手首での操作は片手でも可能だから、作業を中断しにくい。
- 休憩や作業区切りは複数タイマーで正確にコントロール。スナップ切替で次タスクにもすぐ移れる。
- 帰宅後の買い物はメモアプリで家族の共有リストを確認しながら進め、支払いもApple Watchで完結。
この進化がもたらすもの
- 毎日のルーティン開始に必要だった約10秒のアプリ起動や設定の手間がなくなる
- 「何かしようかな」と思った瞬間にタイムリーにやりたいことを提案される
- 片手だけで通知・通話に対応でき、動作の中断やストレスが減る
- タイマーやリマインドを使った時間管理が瞬時にアクセス可能になり、隙間時間を無駄にしない
誰にとってもいい進化だと思う
watchOS 26は、“できること”を劇的に増やすのではなく、今までできていたことを「もっと滑らかに・自然に」できるようにするアップデートになりそう。
この変化は、ガチの使い込みユーザーはもちろん、ライトユーザーやこれからApple Watchを使う人にとっても恩恵がある「誰にとってもいい進化」なのではないでしょうか。
watchOS 26は、日常の小さな「手間」や「間」を取り除き、自然に行動に移せるように導線を短縮する進化であることが見えてきました。 このアップデートによって生活の質はじわじわと底上げされ、これまで以上に快適でストレスの少ないApple Watchライフが期待できます。 さて、最後にこの記事全体を振り返りつつ、watchOS 26への期待や今後の注目ポイント、そしてこれからApple Watchの購入やアップデートを考えているあなたへのアドバイスをまとめていきます。 また、あなた自身がwatchOS 26にどんな変化を望むか、ぜひ考えながら読んでみてください。
まとめ|どうやらwatchOS 26は日常の“タイパ”を変えるっぽいです
watchOS 26の最大の進化は、派手な新機能よりも 日常の行動までの“無駄な時間”を削ること にあります。
現状は、いつものルーティンやアプリの起動、タイマー設定、通知処理には少なくとも数秒〜10秒程度の操作が必要です。
しかし、AIによる文脈に沿った自動提案やWrist Flickといった直感的ジェスチャー、複数タイマーの即時切り替えなどによって、
「やろうと思った瞬間」にすぐ動ける環境が整う。
- 習慣化している動作を手動で探さなくても、自動で最適タイミング提案
- 片手のひねりだけで通知消去や通話終了、作業が途切れない
- 一覧化&ラベル付きタイマーで時間管理が即座に完了
その結果、生活動線の中で発生していた小さな“手間”や“間”が消える。
つまりwatchOS 26は、派手な新機能よりも日常の「無駄な時間」を徹底的に削減する方向へ進化していると言えます。
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